日記化が進んできたブログ

一般常識・礼儀とブログマナー魚拓

私は不幸にして規格外な人間なので、常識という言葉が大嫌いである。「みんながそうしてるから」「今までそうしてきたから」は、何かをする理由にはならない、と思っている。もちろん経緯については現状説明にはなるけれど、十分に理由があれば、撤回されうる。変化に対応できない人間が多いというのは考慮すべきであり、経過措置は必要であっても。

ちなみに、無断リンクについてはこれまで幾度も議論されてきたが、特には結論が出ていない。私は以下の理由により無断リンク容認派であり、はっきり言って無断リンクがマナー違反とかめんどくさいからやめて欲しいと思っている。

  1. リンクしていいですかのお伺いメールに答えるのは面倒くさい。どんな意見がつこうが関わりなく公開にしたものなので勝手にリンクすればいい
  2. 公開の意見に反論するのを容認される相手ばかりとは限らないが、読者がきちんと自分で判断するためには元記事を参照できなければ公平とは言えない(そういう相手に限って記事を改訂したりするので最近は魚拓を取ることもある)

ブログは発祥であるアメリカでは元々議論ツールとして開発された。そのためにトラックバックという機能で意見を交換できるようになっている。文化的背景としてディベートを小学生時代から学習しているということも大きいだろう。活発にトラックバックにて議論がおこなわれていた。

#しかし、最近では大衆化が進み日記化している模様

アメリカブログ事情
ま、要するに「日本と同じじゃん(笑)」ってところでしょうか。ま、ユーザーが増えて、各国の特色が薄れて、まさにどの国でもブログから見える世相は大衆化しているってことなんでしょうね。そんだけ。

一方導入された日本においては「日記」的な位置づけがされ、議論ツールとしての側面は薄められてしまった。長文を書くとうざいとか言われる始末。さらに意見の相違が生じると、ディベートの教育を受けてないせいか、たやすく人格攻撃になりやすい。

本来議論ツールであったブログが大衆化してしまった以上、ある程度対応せざるを得ない今日この頃なのかとも思いつつ、嫌だなあと感じるのでありました。やれやれ。