海洋へ流す汚水の総ベクレル量試算(おおざっぱに)

なんか歯切れの悪い言い方してるので、どれくらいの量になるのか試算してみました。
記事には5、6でどれくらいの割合か書いてなかったので、半々としてます。
なので、とてもおおざっぱです。
計算ミスしてたらすんません。

「集中廃棄物処理施設内の滞留水が約1万トン、
5、6号機の地下水が合計1500トン。

集中廃棄物処理施設内にたまった水の放射性物質の濃度は、
ヨウ素131で1立方センチメートル当たり6.3ベクレル、
5号機で16ベクレル、
6号機で20ベクレル」
(東電、低レベルの放射線汚染水を海に放出へ 法定濃度の100倍 )
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110404/dst11040416330025-n1.htm

6.3 Bq/cm3 * 10000 * 1000000 cm3 = 6.3 * 10^10 Bq = 63 GBq

量の割合がわからないので半々として平均値を取る。
5・6号機濃度平均値:18

18 Bq/cm3 * 1500 * 1000000 cm3 = 270 * 10^8 Bq = 27 GBq

計:90GBq (900億Bq)

90 / 555 * 100 Bq = 16.2 %

スリーマイル島事故で放出された要素の16%程度を放出するようです。

比較参考資料:

「フランスの原子力安全機関であるフランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は、2011年3月22日までに放出された放射性ヨウ素131は約240万キュリーであると推定している。ペンシルバニア州のTMI事故の一番正確とされる見積もり(15キュリー)の16万倍であり、最大の見積もりである17キュリーの14万倍である。IRSNによると、チェルノブイリ事故の約10%の放出量である。(注1)」
(放出された放射性ヨウ素スリーマイル島事故の10万倍以上のおそれ 米国エネルギー環境研究所が警告)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201103291318212

1キュリー=3.7×10^10ベクレル(Wikipediaより)

15 * 3.7 * 10^10 Ci = 555 GBq

チェルノブイリ原発の事故が発生してから10日間に放出されたセシウム137の量は
8.5京ベクレル、ヨウ素131は同じく176京ベクレルに達した。」
(出典:東日本巨大地震:「福島の放射性物質流出、チェルノブイリ以上」)
http://www.chosunonline.com/news/20110328000014

176京 = 176 * 10^16