自閉域の人とそうじゃない人との感覚のずれ
をざっくり読んで、おやまた自閉域の人が途方に暮れてる、と思った後、
まず、それは最初の学生時代の話はれっきとした悪質な「いじめ」です。 で..
を読んで、しみじみ「ああ、普通の人の感覚ってこうなのよねー」と思った次第。
多分、上記事増田(たぶん自閉域の人)は、「単にいじめられた事実となぜそうなるのか疑問に感じてることを述べている」に過ぎなくて、「慰めて欲しい」といういわゆる感情的報酬は求めてないと思う。してくれても構わないけど、根本的解決にならないからむしろ邪魔、とすら感じるかも。まあ、推測なんだけど。
それに対して、上記事を読んだ下記事増田(自閉域じゃない人)の反応は普通の人としては、ごく普通なんだろうなぁと思う。ポイントをまとめてみると、
1.期待している内容のずれ
自閉域でない人が自分の悲惨な経験を話すのは慰めて欲しい(感情的報酬が欲しくて解決策は(あまり)求めていない)ことが多いのでそういう対応をしようとするが、一方自閉域の人は慰めて欲しいわけではない(感情的報酬は(あまり)必要ではなく解決策が欲しい)ので食い違いが起こる。
2.自閉域の人が、そうではない人が解決策を持っているわけがないことに気がついてない
自閉域でない人にとって「感情的報酬のやりとり」は余りに自然であるので、それがうまくおこなえない人のことは想像がつかない。自然に目が見える人間に「どうやって目が見えるのですか?」と聞いても答えが返ってくるわけがない。同じように目の見えない人にノウハウを聞くのがいいように、同じように「空気が読めない」人間、つまりは自閉域の人のノウハウを知るのがよい。
お勧めは、以下のサイト。
個人的に注意してるのは、以下。
○普通の人は相手の感情表出がないと評価できなくて不安になるので、難しくても感情表出は多めにしましょう。
○特に相手が何かしてくれたとき感情的報酬を返さないと怒ります。たとえ当たり前のことで嬉しくなくても(※ここ重要※)、必ず、ありがとう、うれしい、たのしい、は言いましょう。
相手の感情は読めないままですが、これだけでもやっておけば、ある程度トラブルは解消すると思います。怒ってる人に対する対処はちょっとまだまとまってないので、またいつか。
#増田にトラバする方法調査中→手動で送ってみた
#2009/04/04 id:yura_saito:20090403に追記